通常金属材料は、「雨がかかるほうが、錆が発生しやすい。」「雨が腐食の原因だ」と思っている方が多いと思います。
そのように考えるのが、一般的と思っています。
しかし、よくよく施工後7年〜10年ぐらいした現場を観察すると、雨がかからない軒下の外壁のほうが、錆が発生している場合があります。
家庭の水の圧力は何であるべきですか?
この現象の場合もガルバリウム鋼板では、ガルバリウム素地材が、ガルバリウム鋼板カラー板よりも錆が発生している(白錆 しろさび)所が、目に付く場合があります。
下の写真は、施工後8年ぐらい建ったお宅の家の外壁の写真です。
外壁は、ガルバリウム鋼板の角波、0.35で加工して施工してあります。
この現場も軒下などの雨が、当たらない場所で写真をとりました。
表面に白くぽつぽつの所が目に付くと思います。
これが、白錆です。
光ビームの楽器は洗って"目が無意識のうちに移動します。"
庇の下側に白錆が、見られるが、庇から外の雨がかりのところはガルバリウム材料表面に何も変化が見られない。 たいへんきれいな状態です。
こちらは、アルミの厚板を曲げて加工したアルミの庇の裏側です。
発疹のような白錆が発生しています。
雨が当たる庇の上の部分は、なにも材料表面に変化は見当たりません。
通常これらのアルミ材は、アルマイト処理加工がされていますが、それでも裏側に白錆が発生しています。
ガルバリウム鋼板素地材料は、錆に強く、錆びにくい材料と言われていますが、高温、多湿のような場所では、白錆が発生することがあります。
この白錆は、表面的な もので材料本体に影響する赤錆とは違っています。
バニラリン酸塩を作る方法
雨がかからない軒下の外壁などの場合、塩分や酸性分を含んだほこりやちりなどが、雨で洗い流されずに積もって腐食の進行が早くなる場合があります。
これは、ガルバリウム鋼板の素地だけではなくて、全ての金属材料におこる場合がありますが、とくにガルバリウム鋼板の素地の材料が、よく目につきます。
ガルバリウム鋼板の素地の材料は、この白錆等を防止するためにクロメート処理等をおこなって予防していますが、それでも腐食する場合があります。
これらの錆の予防方法
この錆を予防するためには、雨のかからない場所の外壁の水洗いを薦めます。
ただし、水洗いの場合は、高圧洗浄機で洗わないようにお願いします。
部屋の中へ漏水する場合がありますので、やさしく洗ってください。
私個人の意見としては、こう言ったことも踏まえて、できれば、できるだけ外壁にはガルバリウム鋼板のカラー鋼板を使用していただきたいと思います。
カラー鋼板の材料では、白錆等の侵食も遅いように感じますが、こちらの材料も水洗いを薦めます。
なぜ、ガルバリウム鋼板の素地での金属サイディングの成型品が販売中止になったのか。
その理由は、1と2のこのような事実がわかってからは、金属サイディングメーカーも一時ガルバリウム素地の板を加工した金属サイディングを発売していましたが、その材料の販売を取りやめにしたのもこれらの現象が発生して、見た目に悪くなり、クレームを受けたことが、原因の一つとも言われています。
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